2015-01-01から1年間の記事一覧

①概念としての評価と実態としての評価 、②遊びの理想化について

①概念としての評価と実態としての評価 「気に食わない」と一蹴されたことが気に食わなかったので、/「気に食わない」は「気に食わないので詳しく」ということだと思って、気が済むまで書いてみようと思います。 まずは言葉遊びではないが、並び替えてみる。…

学生を追い出す大学

大学で学生が使える空間が今、大学の権限によって縮小されてきている。その理由は、高等教育そのものの予算が削減されていることから、どこが「無駄か」を大学側は考えなければならなくなっているためだ。 「禁止」の文字が以前より見られるようになった。以…

人助け、お手伝いの可能性

人助けやお手伝いは、困っている人からすれば、度が過ぎて余計なお世話にならない限りは、助かるありがたいもの。 でも、これ手伝う側の人間にとってもありがたいものなのでは? ①自己表現の場を1つ設けることが出来る 私を例に取れば、今の私は閉鎖的。ゼ…

『遊ぶヴィゴツキー』を読んで

行動と活動の分け方が面白かった。 行動ー自然科学的、いつでも測定・定量化、特定可能。p.19 活動ー社会文化的に産出された人間的行動形態、活動によって文化が生産、差異背に産されるp.24 発達の概念の考え方に考えさせられた。 発達は、自分でない人物を…

自由学園紹かい(介/会)レビュー

今日都内某所にて開催、のレビュー、二部構成。①自由学園とはどんなところか②会自体について 前置きとして一言。 僕の言葉は出来る限り中立を保ちたいですが、選択された言葉が何か批判的とすれば、①その言葉の価値が社会的に批判的として捉えられている、②…

「勉強ができる」を考える

勉強ができる→努力できる テストの点数さえとれてしまえば、学校では「勉強ができる」ことを意味するのでしょう。しかし、程度の差は人によってあれども、勉強ができるためには一定の努力を要します。とすると、「勉強ができる」ってのは努力できるというこ…

周りの大学生はぬいぐるみ

大学にいると、学部5年生なんてイリオモテヤマネコと良い勝負をする位には、教育学部では絶滅危惧種である。周囲は見る顔見る顔が知らない顔ばかり。こうも知らない顔ばかりだと、こいつらは果たして全員、本当に人間なのだろうかと疑ってみたくなる。その疑…

大人の不在

ちょいと一言。 アリエスという人が『<子供>の誕生』を書いたのは1960年。それからもう55年という月日が流れているんですね。この本は、大人と子供という区分に疑問を呈した著書です。一言で要約すれば、彼の主張は「子供も大人だ」でしょう。この子供を発…

教育を受ける権利と受けさせる義務、間(はざま)で揺れる中学生

中学生が抱えるジレンマってご存知ですか? 今日はそのジレンマについて少し書いてみようと思います。 1.教育を受ける権利と義務について まず、教育を受ける権利と義務について確認します。日本国憲法には、教育を受ける権利と受けさせる義務が規定されて…

成績依存症の学校教育

成績を付けて通知表にする。しなきゃいけないわけではないのに、そんな余計なお世話をする。成績を付けることですら学習の手段でしかないというのに、成績は学習を個人へと細分化して、その子の学習の成果の全てを物語るかのように、5段階の評定を付ける。そ…

勉強できない人へ。勉強法/学習法(記憶法)を考えてみる。:付箋学習法

なんで試験に失敗したのかなあと思ったら、やりたい記憶法を忘れてしまって、従来の書いてまとめるだけの方法に囚われていたからかなあと思いました。(下の写真のように) これに色分け、線引き、絵図を付け加えたりするんでしょうけど、結局こうしてまとめた…

夏休みの宿題は子供を馬鹿にする

いえ、そんなことないです。使い方次第です。ただ、その可能性が大いにあることを強調しておきたいと思い、ここに書き連ねます。 一言で夏休みの宿題と言っても、様々な種類があります。今、私が考えられる大まかなものでも、 ①主要5科目(国数英理社)のワ…

求められる現代の組織像-自由としての移動(mobility)の加速化

人と人が集合し、一定の同一性を目指す現代の組織は、そこに入ることも出ることも一定の困難さを抱えている。例えば、企業に入るためには、熾烈な競争を他者と二三度繰り返さなくてならない。あるいはそういった競争を避けるために、事前に企業側の人間と一…

恋愛における「付き合う」

「付き合ってください」と告白の時に言う。その返事がイエスであれば、お付き合いが始まる。いわゆる彼氏/彼女の関係の始まりである。では、抽象度を上げてもう1度そのコミュニケーションを捉えると、内容が「Aして」「はい」というシンプルなものであるこ…