『流行に踊る日本の教育』序章@独り読書会

今日は序章をピックアップします。

まずはピックアップ。

序章 新しいものにとびつく前に、当たり前をやめる前に

010

教育について必ずしも専門的知見をもたない人たちの教育論が、教育専門家の見解を経由せずに、それ以上の声の大きさをもって、教育政策や教育実践に影響を与えているという点

 

・言説・提言の受け止め方について

012

「それは本当に新しい?」

「過去に日本で同じようなことはなかったの?」

「実際、他の国ではどう実践されているの?」

「問題はないの?」

「海外や過去においてどんな議論があるの?」

「他の可能性はないの?」

「そもそも何を目的としているの?本当に大事なことは何なの?」

 

015-016

「特にいま、なぜ教育は流行に踊りがちなのか」

「スマートで、一見キラキラして見える流行の語りや、実践にありがちな落とし穴はどこにあるのか」

「教育学や教育研究のあり方に課題はなかったか」

「いま何を見失ってはいけないか」

 

 

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・言説・提言の受け止め方についてを解読

012

「それは本当に新しい?」

=論説の新規性

「過去に日本で同じようなことはなかったの?」

=事象の類似性、歴史

「実際、他の国ではどう実践されているの?」

=比較教育学的視点

「問題はないの?」

=論の裏を読む

「海外や過去においてどんな議論があるの?」

=これも比較教育学的視点×事象の類似性、歴史

「他の可能性はないの?」

=唯一解への懐疑、別様に開かれる可能性の模索

「そもそも何を目的としているの?本当に大事なことは何なの?」

=ヒドゥン・カリキュラム