勉強できない人へ。勉強法/学習法(記憶法)を考えてみる。:付箋学習法
なんで試験に失敗したのかなあと思ったら、やりたい記憶法を忘れてしまって、従来の書いてまとめるだけの方法に囚われていたからかなあと思いました。(下の写真のように)
これに色分け、線引き、絵図を付け加えたりするんでしょうけど、結局こうしてまとめたものは、まとめただけ。読み返しでもしない限り、記憶に留められないただの自己満足になってしまうんですよねえ。
ノート等にまとめるメリットは
・自分で整理出来るため、あるいは書いているために記憶にとどめやすい
・後で読み返すことが出来る
デメリットは
・時間がかかる
・紙に直接書いてしまうため、切り貼りでもしない限り再構成することができない。
時間がかからない勉強法なんて無いので、それはやむを得ないものとして置いといて、2つ目のデメリットを克服しようと考えました。
そこで、考え付いたのが付箋学習法です。
付箋学習法はノートのまとめ方の下部類型です。従来のノートのまとめ方では、先述したように、後で再構成できませんでした。これでは、まとめればまとめるほどノートの枚数が増えていくように、記憶の仕方が1+1+1・・・のような加法的な記憶方法で蓄積していってしまいます。この方法では、他の知識との繋がり、関連性が見えにくいままです。例えば、英語の教科書に載っている新出単語なんて、まったく繋がりが無い状態で、教科書の隅に縦に並べられていますよね、あんなイメージです。
しかし、付箋学習法であれば、あとで構成の仕方を変えられるため、従来の方法よりも繋がり・関連性を持たせてノートをまとめることが出来ます。先ほどの英単語を用 いて考えれば、新出単語の反意語や類義語、変化形(形容詞、副詞、名詞、動詞等・・・)を蜘蛛の巣状にまとめることができ、且つ後で更なる繋がりを見つけ た時に、容易に作り直せます。(新たなページに行く、書き直す等の必要が無い。)
でも、付箋って割高なんですよね。と思ったら、付箋のような糊が既に売られているようで。世の中は便利です。これなら自分の好きな紙も付箋に出来ますし、ごく普通の付箋は片側しかつけられていなくてはがれてしまうことがありましたが、自分で塗ってそうならないように出来ますね。ありがたや。
繋がりを見出しにくい記憶、テレビから流れてくる情報と自分が見ている周囲の風景を同時に覚えることは、よほど何かしらの意識を持たない限り困難です。そうやって考えると、記憶には繋がり・関連性が大事であることがわかってきます。つまり、記憶にとっては量も大事ですが、繋がりや関連性も、いやむしろそれらの方が量よりも大事なのかもしれません。
最後に一言残しておこうと思います。
記憶は足し算ではなくさつまいも。
私の方法は、アナログなのでプログラミングしてアプリとして作って、1枚の巨大な紙に、様々な大きさの付箋を貼っていくものが出来たらなあと思っています。(協力者募集)